開発中
赤外線センサー向け
Mg2Si単結晶
概要
Mg2Si (ケイ化マグネシウム/マグネシウムシリサイド)単結晶は、可視光(VIS)から近赤外線(NIR)、短波赤外線(SWIR)までの幅広い波長範囲が検出できる半導体材料で、各種センサー向けの活用が期待できます。
用途例

- 産業用検査カメラ(異物検査、品質検査、農作物評価など)
- 監視カメラ
- 血糖値センサー
- LiDAR
異物検査のイメージ図

ご採用のメリット
- InGaAsを用いたセンサーは、高性能で非常に高価ですが、Mg2Siを用いたセンサーは、性能とコストのバランスに優れることが期待できます。
- Mg2SiはGeと比べ、高い検出感度(D*)が得られることが期待できます。
- Mg2SiはSiと比べ、より長波長までの広い範囲の検出が可能です。
- Mg2Siを用いたセンサーは、熱拡散によってPN接合を実現でき、シンプルな素子構造とすることが可能です。

Mg2Si単結晶の特徴

- Mg2Si単結晶は、単一材料で可視光線から近赤外線、短波赤外線までの幅広い波長領域の検出に適用可能です。
- Mg2Siは熱拡散によって容易にキャリア濃度とP型/N型を制御することができます。
- 偏在性の高い原料を用いており高品質で大型の単結晶育成が期待できます。
- JX金属では茨城大学とともに、 Mg2Si単結晶の開発とセンサーやデバイスのコスト削減を目指しております。
よくある質問
サンプル出荷は行っているのでしょうか?
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開発中ではございますが、提供形態によっては対応可能ですので、お問い合わせください